
求人を掲載したのに、なかなか応募が来ない。
そんなとき、
「求人票の書き方が悪い?」
「給与を上げないとダメ?」
「求人サイトを変えた方がいい?」
と考える採用担当者も多いのではないでしょうか。
しかし、「応募が来ない=求人票が悪い」とは限りません。
そもそも求人を見てもらえていないのか、見てもらえているのに選ばれていないのかによって、改善すべきポイントは変わります。
今回は、応募が来ないときに考えたい5つの原因と、それぞれの改善策を紹介します。
目次
原因① そもそも求人が見られていない
まず確認したいのが、「求人を見てもらえているか」です。
例えば、どちらも応募0件だったとしても、
A社:求人閲覧数50回 → 応募0件
B社:求人閲覧数1,000回 → 応募0件
では、原因は同じとは限りません。
A社は、求人内容以前に「求職者に見つけてもらえていない」可能性があります。
一方、B社は1,000回見られているにもかかわらず応募されていないため、求人内容や条件などに原因があると考えられます。

改善策
利用している求人媒体で表示回数や閲覧数などを確認できる場合は、まず数字を見てみましょう。
閲覧数自体が少ないのであれば、
・掲載する求人媒体
・求人タイトル
・職種名
・検索されやすいキーワード
・求人の露出方法
などを見直します。
「応募0件」という結果だけで判断せず、その前に「何人に見られたのか」を見ることが大切です。
原因② 他社と比べて条件で選ばれにくい
自社では「この条件なら問題ない」と思っていても、求職者は他社の求人と比較しています。
例えば、同じ地域・同じような仕事内容で、
A社:月給23万円/年間休日105日
B社:月給24万円/年間休日120日
C社:月給23万円/年間休日125日
という求人が並んでいたらどうでしょうか。
もちろん給与と休日だけで応募先が決まるわけではありません。
ただ、求職者から見て明確な差があれば、応募先を選ぶ理由の一つになります。
改善策
一度、求職者になったつもりで自社と同じ地域・職種の求人を検索してみましょう。
給与だけでなく、
・年間休日
・勤務時間
・残業
・手当
・福利厚生
・働き方
なども比較します。
条件をすぐに変えられない場合もあるでしょう。
その場合は、他社にはない自社のメリットや働きやすさを探し、それが求人で伝わっているかを確認してみましょう。
大切なのは「自社として妥当か」だけでなく、「求職者から見てどう見えるか」です。
原因③ 仕事内容がよく分からない
「製造スタッフ募集」
「営業業務を担当していただきます」
「一般事務全般」
これだけでは、実際にどんな仕事をするのかイメージしにくいものです。
特に未経験者にとっては、「自分にもできる仕事なのか」が分からないことが応募へのハードルになります。
改善策
仕事内容を書くときは、職種名だけでなく「入社したら実際に何をするのか」まで伝えましょう。
例えば、
「営業スタッフ」
だけではなく、
「福井県内の既存顧客を中心に訪問し、商品の提案や見積作成などを行います。入社後は先輩社員への同行からスタートします」
と書けば、働く姿を想像しやすくなります。
求人票を読み返して、
「この仕事を知らない人が読んでも仕事内容を想像できるか?」
という視点でチェックしてみましょう。
原因④ 会社のことが分からず、応募を決めきれない
求人を見て興味を持った人が、そのまま応募するとは限りません。
会社名を検索して、ホームページや採用サイト、SNSなどを見ることもあります。
そのとき会社概要や商品紹介しかなく、
「どんな人が働いている?」
「職場はどんな雰囲気?」
「入社後はどうやって仕事を覚える?」
といった情報が分からないと、応募を迷う原因になることがあります。
改善策
求人票だけですべてを伝えようとせず、
・実際に働いている社員
・職場の写真
・1日の仕事の流れ
・社員インタビュー
・教育や研修
・入社後の流れ
など、求職者が「ここで働く自分」を想像できる情報を用意しましょう。
採用サイトがある場合は、「会社が伝えたい情報」だけでなく「応募前の求職者が知りたい情報」があるかを確認することも大切です。
原因⑤ 求める人材を狭くしすぎている
応募者の条件を細かく設定しすぎると、それだけ応募できる人も少なくなります。
例えば、
「経験者」
「○○資格必須」
「○○の実務経験が必要」
としている条件は、本当にすべて入社時点で必要でしょうか。
企業としては「できれば経験者がいい」という意味でも、求職者には「経験がない自分は応募できない」と受け取られることがあります。
改善策
応募条件を、
「入社時点で絶対に必要な条件」
「あれば歓迎する条件」
に分けてみましょう。
例えば、
必須:普通自動車免許
歓迎:営業経験、業界経験
というように整理します。
「入社してから覚えられることまで、応募条件にしていないか?」
という視点で見直すと、応募できる人の幅が広がる可能性があります。
応募が来ないときは、いきなり全部変えない

応募が来ないと、求人タイトル、仕事内容、給与、写真などを一度に変えたくなるかもしれません。
しかし、それでは「何を変えたことで反応が変わったのか」が分かりにくくなります。
まずは原因を考え、
「閲覧数が少ないから、求人タイトルを変えてみる」
「閲覧は多いから、他社との条件差を調べてみる」
「未経験者を採用したいから、仕事内容と教育体制を詳しくしてみる」
というように、仮説を立てて改善してみましょう。
そして変更後の閲覧数や応募数を確認します。
求人は「掲載して待つもの」ではなく、反応を見ながら改善していくものと考えると、次に何をすべきかも見つけやすくなります。
まとめ|「応募が来ない」には原因がある
応募が来ないときに、最初から「給与が低いから」「求人票が悪いから」と決めつける必要はありません。
まずは、
① 求人が見られているか
② 他社と比べて条件はどうか
③ 仕事内容が伝わっているか
④ 会社のことが分かるか
⑤ 応募条件を狭くしすぎていないか
の5つに分けて考えてみましょう。
大切なのは、「応募が来ないから何かを変える」のではなく、「なぜ応募が来ないのかを考えてから変える」こと。
原因を一つずつ探していけば、自社が次に改善すべきポイントも見つけやすくなります。
